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京都dddギャラリー・京都市立芸術大学 ビジュアル・デザイン研究室 共催展 グラフィックで科学を学ぼう 進化のものがたり展

  • 京都市立芸大ビジュアル・デザイン専攻の学生たちが、生物の進化について書かれた専門書を読み、その内容を子供たち(小学校、中高学年)に伝えるためにデザインした作品を展示。作品は、ゲーム、映像、絵本など多岐に渡った。科学の知識は正確に伝えられなければならない。説明文、図版、写真、どれも正確を期すことが求められるが、学生たちが子供たちに進化について伝えようとしたこれらの作品には全て、なんらかの「ものがたり」が加えられている。また京都大学総合博物館所蔵の近代教育掛図をパネルと画像で紹介。これは京都帝国大学の学生たちが植物などを学ぶために世界各地から集められた図版で、科学的視点から事実を伝えるという使命を超え、世界の深遠さを多角的に示唆する芸術性を感じさせる。学生たちの作品と近代教育掛図の図版からは、楽しく、美しく、情報が伝わる。これらの作品から、科学と芸術が並存した世界を可視化することができる。グラフィックデザインの可能性が感じられた。

  • ID

    ddd_u_4

  • 展覧会名

    京都dddギャラリー・京都市立芸術大学 ビジュアル・デザイン研究室 共催展 グラフィックで科学を学ぼう 進化のものがたり展

  • 開催期間

    2018年11月12日–2018年12月22日

  • 展覧会タイプ

    ddd企画展

  • 会場

    ddd太秦 (京都)

  • 作家・団体

    N/A

  • ポスターデザイン

  • 2018年11月12日
    出展学生によるギャラリーツアー
    京都dddギャラリー

      京都市立芸術大学ビジュアル・デザイン研究室との共催展である本展のオープニングに、作品を担当した20名の学生達が、自身の作品について解説を行うギャラリーツアーを開催。展示作品は、ゲーム、映像、絵本など多岐に渡った。それらの作品は進化に関する専門書を読み、その内容を小学校の中・高学年の子どもたちに伝えるために作られており、作品とともに展示された専門書のどこに着目し、それを作品のどこで表現し印象づけたのか、自分の言葉で説明を行った。当日は近隣の別の芸術大学の学生たちも先生と共に参加し、本の内容をグラフィックデザインの手法で伝えるというカリキュラムの可能性について関心を示されていた。

    会場写真

    展示記録・撮影: 前田 欣一

    関連項目