dddDATABASE

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「ddd DATABASE(以下「ddddb」)」は、dddの30年間の歴史を記録するデータベースです。1992年から2022年の間に同ギャラリーで開かれた展覧会の「ポスター」「展示風景」「関係者」「関連イベント」を網羅し、これらのリソースをこれからのグラフィックデザインに活用する目的でつくられています。

加えて各年の主な出来事をまとめた「年表」も付載し、それぞれの展覧会を時代背景と紐づけて見られるようにしています。また、dddの展覧会づくりに深く関わった関西のデザイナー11名へのヒアリングを行い、ddddbを見るためのヒントとなる11の「キーワード」も掲載。そのキーワードと関連するポスターもセレクトされています。

ddd のアーカイブ展について

「ddddb」はオンラインとオフラインの2つの世界で構成されるデータベースです。サイズや厚み、紙の質感を持たないオンラインのデータベースに対して、烏丸でのオフラインデータベースは“身体感覚のデータベース”とも言えるもので、これまでの展覧会のポスターからセレクトされた85点のポスターと、これまでに制作された全チラシを実際のサイズで体感し、直接手で触れることができます*。
*一部さわれないポスターもあります

会場には“ポスターのポスター”とも言える、B1ポスター35枚が連なったインスタレーションを設置。

広報物も同様に“ポスターのポスター”がコンセプト。B1・B2ポスター、A4チラシ、そしてポストカードの4点に、これまでの展覧会ポスターの上端8.5mmが、原寸で配置されています。

ポスターのセレクトについて

ポスターのセレクトには基準をふたつ設けています。ひとつは、キーワードを寄せた11名のデザイナーによるセレクト。自身がデザインした展覧会ポスターと、その制作姿勢から抽出したキーワードと同じ属性で括ることができるポスターを選んでもらいました(計52点*)。

上記以外の24点は、30年間を網羅すべく各年から平均的にセレクトしています。その基準は「物質性」。デジタルでは再現できない紙の質感や印刷加工などを基準にセレクトしています。
*近藤 聡氏セレクトの「第111回 ウィーンのポスター展」に関しては、コレクションの希少性から展示が見送られました

キーワードについて

キーワードの作成は、以下の11名のデザイナーへのヒアリングを元に行われました。 近藤 聡、ニコール・シュミット、杉崎 真之助、高橋 善丸、堤 拓也、服部 滋樹、原田 祐馬、廣田 碧、松井 桂三、三重野 龍、三木 健 (五十音順・敬称略) それぞれが関係した展覧会のテーマとその広報物へのアプローチについて本展キュレーターの後藤哲也がヒアリングを行い、キーワードを抽出。松井桂三氏に関しては、監修者という立場で数多くの展覧会に携わっているため、後藤が松井氏自身をキーワードとしてまとめています。また後藤自身が携わった展覧会については、自らが執筆しています。

制作クレジット

ddddb オンライン

企画・監修
後藤哲也
ディレクション・設計・プログラミング
萩原俊矢
エンジニアリング
小島準矢
編集(年表)
野見山 桜
編集(展覧会等データベース)
久保昭子、髙木美歩、正田 聡(展覧会等データベース原稿作成)
翻訳(キーワード翻訳)
ブラザトン ダンカン
翻訳(年表翻訳)
有限会社フォンテーヌ

ddddb オフライン(展示)

キュレーター
後藤哲也
映像制作
Sulki & Min
デザインアシスタント
長尾涼葉
展示設営
neo projects
展示デザイン
NO ARCHITECTS

※ 敬称略